GUNSLINGER GIRL
シチリアでの大芝居でジョゼさんに嫌われていないか不安になるエッタだが、無難に訓練をこなしていた。一方病み上がりのアンジェリカはマルコーからの信頼を取り戻すために必死になっていたが義体不良から作戦中ミスを犯し再度病院に。マルコーは冷たい目でアンジェリカを見送るだけだった。そんな中、共和国派の過激分子たちが有力議員の子息誘拐が計画をしているという情報がもたらられる。エルザ事件や義体不良で風当たりが強くなっている2課は崖っぷちの状況を打破するために年恰好の近い義体クラエスを囮として誘拐させ、テロリストを一気に壊滅させる作戦に出る。うまくいっているように思えたが、交通渋滞などでクラエスを見失う。過激分子にまたまた爆弾屋のコンビが訪れる。クラエスを気に入った女は過激派が人質に顔を見せていることから生きて返すことのないことを気づき警察にアジトの情報を流す。公社は不信な通報にすがるしか道は無く賭けに出る。強く任務参加を要望したアンジェリカだが雪に滑って任務を失敗しそうになるが、なんとかトリエラに助けられる。作戦が始まったことを悟りクラエスも動き出す。マルコーの失望をかったアンジェは任務中暴走し単独行動をとる。それが祟り後ろをとられるアンジェ。クラエスが棒で敵を不意打ちするが、銃からは弾が発せられアンジェ負傷。アンジェの見舞いに来たエッタ達だが、アンジェは自分の状態に絶望を感じこのまま死るといい、マルコーの愛情を得れないなら死にたかったと弱音を吐く。それに碌な武器も無くアンジェを助けたクラエスは手を上げる。死にたいなら死になさい、助けるんじゃなかったと強い口調で言うのだった。
アンジェは初期型義体ということで、自分の意欲通りに働かず入退院を繰り返している。マルコーも最初の情熱は消え去り、手塩にかけた教え子が死にゆく運命を考えないためか無気力になっている。あたかも愛するが上に失う事実から目を避けるように。アンジェは自分を見てくれないマルコーを振り向かせたいが体が言うことをきかない。・゜・(ノД‘)・゜・ 弱音を聞いたクラエスは自分も同じ状況であるのに腹立たしかったに違いない。ましてやアンジェにはマルコーがまだいるのだ。義体という体のエッタ達は副作用の短い命という運命から逃れられない。彼女達は絶望に陥られずに居られるのか?
9点