いやマジで安定感あるなぁと思って見てたんだが最後でやっぱ神作品だと再認識した。
あと見てて思ったのがカラス・アトリ・トビのこの時空への滞在がカラス達の世界を作る原因になるのではないかと思いました。
夢を見るハルカ。古い電話のベルがなる。受話器をとると父親の名前が。お父さん?と聞いたら電話は切れた。だが、母に聞くとその電話は曾お爺さんの代に使われていたのもので線も引いてないらしい。鳴る筈がない電話なのだ。しかし、母親も一度呼び鈴を聞いた記憶があるらしい。
アトリ達は先生の相談もありハルカの家の開き部屋に住まうことに
カラスに嫉妬するユウ。ユウを追いかけるハルカだが、怒ってない。怒っているの押し問答になりユウは出ていく。怒ってない!の言葉に触発されて銀のトルク発動。再び電話がなる。夢の繰り返し。そして過去へ。
その電話は東京で母と父がいいあいをして離婚する前の最後の別れの現場にかかったものだった。ハルカはその過去を無意識で変えようとしているのか何度も同じ場面が繰り返される。
そしてその過去は少しづつ変化をしていく。驚くハルカ。その疑問に答えるかのように時の放浪人が過去は変えられないという。
ノエインの言うことが事実であれば、ハルカが見た世界こそ事実になる。嘘っぽいけど。
そして続ける。どの過去を君は見たいのか?それに父と母が分かれない過去を見たとしてもそれは今の時空に繋がっていない。近似値の時空であると。
母の言葉を受けて二人の出会った時に移動するハルカ。
二人が出会わなかった過去もある。だが、それは君になんに意味があるのか?
二人は仲がよかった。それに安心したハルカは今の時空に戻る決意を。
帰ってきたハルカは再びベルのなる音を聞く。その相手とは母親だった・・・
飛び出したユウの前にカラスが現れる。木の上に上がって来いと命令。しぶしぶ上がるユウだが、カラスに嫉妬を見透かされる。だが、ユウがハルカのことが小さい頃から好きだったことに気付いたカラスはハルカはお前が守れといい消える。
アトリ カワイイヨ アトリ
トビとカラスは危惧する。この時空の不安定さはラクリマにシャングリラが干渉し始めた時に似ていると。
再びハルカはベルが鳴るのを聞く。
そして相手は少し歳をとったハルカ自身だった。
大好きなユウが苦しんでる時は助けてあげて下さい・・・
最後の電話は体に電気が走ったね。 背筋がゾッとした・・・。
きみにしか聞こえない―CALLING YOU 角川スニーカー文庫 乙一 (著)
を思い出した。せつない。変えられない過去、しかし過去の自分へのメッセージ。
ユウとの分かれを経験したハルカの言葉じゃないかと思う。
人にはやりなおしたい過去があると思う。それは適わないけどね。
10点
凄いBlog発見。
洵と畸形のロバと
ここ読んだら内容が全部わかる罠