ロゼットを聖女に祭り上げ、正義という名の暴力は広がりをみせアイオーンの天を地に、地を天にして自由を得ようとする計画は進んで行った。ロゼットを取り戻そうとするクロノにアイオーンはお前が愛た女はお前が殺してきた。マグダレーナへの愛も覚めないうちにとクロノを揺さぶる。そこにロゼットは人々を助けるために自分の命を返せと言ってくる。逃げてしまうクロノ。教会にはお祭りでとった写真をアズマリアが受け取っていた。すべては自分が自由を得ようとしたことから起こったと逃げてしまうクロノにアズマリアはすべての思い出を否定しないでという。クロノは逃げていた過去から決別するために一人戦いに向かう。ホーンの攻撃は効かなかったが、新たな聖痕によりロゼットの記憶は戻る。そして再び命を燃やしクロノを覚醒させるのだった。クロノとアイオーンの戦いは一瞬だった。アイオーンは滅びクロノも傷ついた。
主は何もしてはくれない。悪魔は神の存在を際立てるために負けるという決まった運命を知りながら戦いつづける。負けるとわかっている運命から逃れたいと思うのは当たり前かもしれない。しかしどう足掻いてもそれは神の手の中なのか。
8点
2004年06月10日(木)