妄想代理人
チャット仲間のかもめ、ゼブラ、冬蜂は一緒に自殺を企てるがことごとく失敗。最後に山奥での首吊り自殺を決意するが、またも失敗し、結局その日の自殺を取り止めて温泉宿に泊まることにする。一息ついた3人の話題はいつしか少年バットの噂に。チャット仲間で自殺アドバイザーFOXが逮捕された偽少年バットであることを知っている3人は少年バットを強く望むが、殺してもらえず逆に少年バットは逃走。また旅に出ようとする3人だが、もう死んでしまっていたようだ。
かもめがあまりに若いので二人は逃げようとするが、CO自殺は部屋が工事で中止、飛び込みは先に飛びこまれて悲惨な状態を知って中止、その時死んだ人の霊?が見えてたことからかなり霊に近い存在になってたみたいだ。旅館で少年バットに逃げられてコンビニで話し合っている時、烏が騒ぎ出したが、あの時冬蜂がかもめのスカートを見る描写がある。最初は爺の癖にロリかよと勘違いしたが、あれは影がもう自分達になくなったことから、自分達が死んだことを悟った描写だった。よく見ると烏が泣く前にあった影がなくなってることに気付くんだろう。そして確かめるために手を握ったわけである。暖かかったらしいが・・かもめもただ居場所がないから安易に自殺に走ったみたいだが、昨今飢えの恐怖を克服した人類が精神的なダメージで自殺してしまうのはとても悲しい現実だ。あまり夢見のいい話しでなかった。
・ひどく個人的な記録
4点
2004年04月10日(土)